投稿募集! スレッド一覧

スレッド作成 他のスレッドを探す

新着順:25/499 記事一覧表示 | 《前のページ | 次のページ》

神に近い世界

 投稿者:Aki  投稿日:2009年 9月 1日(火)12時58分14秒
  通報
  この間書き忘れたことですが・・・
ゴーギャンが暮らしたタヒチは当時からたくさんのキリスト教会(カトリック)
がありました。フランス人が持ち込んだものですが、そこに暮らす島の人々には
もちろん彼らの信仰がありました。

フランス時代のゴーギャンの絵には、聖書の話やキリストを題材にした絵が
たくさんあります。(「説教のあとの幻影・ヤコブと天使の闘い」「黄色いキリスト」
「緑のキリスト」ほか)でも島の人々の中に息づく信仰に関心を深め、遺言となった
絵には、ポリネシアの神が描かれています。

島の人々は死人の魂をとても恐れていたみたいで、ゴーギャンと暮らした13歳の
妻がその死霊を恐れ、横たわっている絵(「死霊が見ている」)も描いています。
ゴーギャンが外出から帰ると妻がベッドに横たわり、カッと目を見開いて震えていて
ゴーギャンはそれをとても美しい・・・と感じたのだそうです。

また死んだ後、再び生を受けることを願望していたみたいで、「月と地の神」と
いう絵には、月の神ヒナが大地の神ファトゥに必ず死を迎える哀れな人間が再び
生き返る、あるいは永遠の命がもらえるように懇願するのですが、大地の神は
聞き入れない・・・という話が描かれています。

転生や永遠の命への願いは、ポリネシアの島に暮らす人々にもしっかりありました。
真の暗闇や満天に光る星や月、永遠につづくように見える海に囲まれ、自然と密着して
生きた人々は肌で神を感じたことでしょう。
 
》記事一覧表示

新着順:25/499 《前のページ | 次のページ》
/499